MBA流 大人の学ぶ力

MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題から何が学べるかを考察します。by 若林計志

無人化コンビニに見るビジネスの進む道

最近、近所のオリジン弁当の会計がセルフレジになりました。また「オフィスの近くにある銀だこは、あらかた焼きあがると鉄板が振動してたこ焼きが自動でくるくる回ります。だから店員さんには高度な技術が不要です。(実際店員さんはほとんど学生バイトっぽ…

多数=正義ではない。テレビ番組のサマリー記事にミスリードされないように気をつけよう

昨日、たまたまつけたテレビ番組(TBS系「消えた天才~超一流が勝てなかった人大追跡」)で、国母和宏さんのドキュメンタリーをやっていました。 オリンピック選手としてバンクーバーオリンピックに出場したときの服装に非難が殺到したことで一躍有名にな…

新人教育と洗脳の間

人事教育関係者の間ではかなり気になるニュースがありました。 ▼ゼリア新薬の22歳男性「ある種異様な」新人研修受け自殺 両親が提訴 headlines.yahoo.co.jp 製薬会社のMR(いわゆる営業)の新人教育において、いわゆる「スパルタ」系の研修が連日行われ、過…

借金トラップにはまったスリランカ

スリランカは武器供与を含む中国の援助により、2009年に内戦を克服したが、その後のラジャパクサ前大統領が主導した「中国債務トラップ」に見事にハマった。 日本の円借款は年利1%以下だけど、中国からの借金の年利は6%以上。なので歳入の95%が中国を含め…

UIのバイリンガル化

FlowPADは当初から、マルチリンガル対応を目指しており、当面は日本語・英語を対応する形で開発を進めています。 ただしアプリの方はまだ一部日本語でしか対応できていない部分があったり、Safari, Chrome, iOSやAndoroidの言語設定のクセで、 本来英語で表…

AIは画像認識で先行する(言語処理はちょっと先の世界)

AI関係でおすすめの一冊があります。 ▼「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」 (角川EPUB選書) 単行本 2015/3/11 松尾 豊 (著) Amazon CAPTCHA 著者の松尾先生は、AI系のコラムや最前線の話になると必ず出てくる日本のトップエキス…

AIが作り出す未来

先日、NHKスペシャル「人工知能 天使か悪魔か 2017」が放送されていました。▼NHKオンデマンド(2017年6月25日(日) ) www6.nhk.or.jp 番組内では、1)事故を起こす危険性の高い運転手をドライビングレコードから AIで見つけ出すバス会社のシステム2)被告…

卒業生に付加価値をつけて、奨学金でWin-Win の関係を作ろう

学生奨学金の返済で首が回らなくなっている卒業生の話題が、たまにメディアを騒がせます。 そこで日米で状況を比較して見ました。 business.nikkeibp.co.jp 私は米国の大学を出ましたが、米国では私学と州立でどーんと学費が違います。 *名門私立大学の年間…

ファンケルのイノベーション:ボトルネックの解消にビジネスチャンスあり

窃盗率の低さをベースに、通販のボトルネックである「受け取り」をうまく解消した例。 toyokeizai.net アマゾンもこのオプションを選べればいいんじゃないかな。宅配会社も配達料10%OFFで業者にオファーすればそれなりにメリットがありそう。

「ほぼ日」が雑談を重視するのは経営戦略。そのまま真似しても成功しない

MBA

業種にもよりますが、「イノベーション」や「おもてなし」を提供価値をメインにしている会社は、意図的に知の交配が起こりやすい環境をつくっています。 かつてのソニーに、社員が終業後に集まって勝手に製品のプトトタイプを作れる場があったり、Apple, Goo…

リファクタリング(フローパッド開発メモ 2017.7.4)

いろいろ新機能をシステムを実装してくると、プログラム自体が複雑なスパゲティ状態になって、それぞれがちょっとしたことでコンフリクトを起こしてバグの原因になります。 また新たな機能を付け足したことが他の操作に影響して、帰って使いづらくるという「…

マルチプラットフォーム対応(フローパッド開発メモ 2017.6.30)

一つのウェブサイトをPC、タブレット、スマホなどの画面に合わせて自由に変形させて表示させる 「レスポンシブデザイン」 という手法がある。 当然、フローパッドもこの技術を全面的に採用している。レスポンシブが出てくるまでは、スマホ用の専用のページを…

エンジニアのコスト(フローパッド開発メモ 2017.6.28)

日本はエンジニアさんが不足しているという話は聞くが、実際の肌感覚としてもそんな感じがする。 現在エンジニアには、人月計算(man-month=、1人のエンジニアが1か月雇うとしたときのコスト)で仕事を委託しているが、当然ながらできるエンジニアはコストも…

サービス投入時期の見極め方(フローパッド開発メモ 2017.6.28)

リーンスタートアップや、MVP(Minimum Viable Product)、POC(Proof of Concept)など、とにかくコンセプトを具現化して、ベータ版を市場に投入して、ブラッシュアップしていくという話はよくある。 特にシリコンバレーなどはこの動きが激しい。 ただし実際に…

もっといい掃除機があるなら大手がとっくに作っていたんじゃないか?

「吸引力が変わらないパワフルな掃除機」 として有名なダイソンですが、その創業者であるジェームス・ダイソンの自伝を改めて読んでいます。 逆風野郎 ダイソン成功物語 作者: ジェームズ・ダイソン,樫村志保 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2004/05/27 …

ロボットが授業をする時代は近い

自分のプレゼンをモーションキャプチャして、アバターで置き換えるソフトが紹介されていた。 ligp.gingerapp.co.jp www.youtube.com アバターをガッキーに置き換えて、動画授業にすると履修率が上がりそうだし、カリスマ講師をキャプチャーし、完コピでペッ…

教育ITエキスポ 2018 雑感

昨日、東京ビックサイトで開催中の「教育ITエキスポ 2018」に行ってきました。 www.edix-expo.jp 教育とITがどんどん融合していくのは必然の流れなのですが、日本ではまだまだ昔ながらの「eラーニング」が主流です。 つまり、 1)アニメーションのスライド…

「責任者を呼べ」と怒るオッサンと、取り調べのカツ丼の共通点

たまに駅員に怒鳴っている人を見かけますが、ほとんどの場合はいい歳をしたオッサンだったりします。 統計によると、鉄道係員への暴力行為で、年齢順のトップは「60代以上」。50代の加害者とあわせると43%以上だそうで、平均年齢がどんどん上がる日本では、…

40歳はもう問題提起している年齢じゃない

40歳は「もう問題提起している年齢じゃない」 というワードが妙に響いています。エンジニア向けに社員教育をやっている林さんという方のインタビューコラムなのですが、大変共感しました。 それなりに社会人経験を積んでくると、上から言われたことを忠実に…

学ぶ気のない人を学ぶ気にするKPI

ビジネス的なマインドのない人たちに、どう興味を持ってもらうかについて考えさせられるすごく面白いコラムです。 umebosi.jp いまや道の駅で商売したり、徳島で葉っぱを売ってガンガン儲けているおじいさんおばあさんは、下手なサラリーマンよりマーケティ…

ユナイテッド航空事件に見る社内にうごめく3つの力

MBA

ユナイテッド航空の引きずり下ろし事件が膨大な賠償金で和解したようだが、これは社内の3つの力(「効率性」「イノベーション」「おもてなし」)のバランスのとり方に失敗してしまった分かりやすい事例と言える。 www.bbc.com ご存知の通り、多くのエアライ…

アメリカでウーバー(Uber)に乗ってみた

久しぶりに米出張だったので、アリゾナ(Phoenix Sky Harbor) 空港からの移動にUberXを利用。 広い空港ターミナルでちゃんとpickupしてもらえるのかなと一瞬不安だったが、Uberアプリに連動しているGoogle MAPのGPS性能がかなり高く、空港にRideShare専用の…

アドバイスを聞くべき相手は誰か

ロバート・キヨサキ氏のベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」のコラムに面白いエピソードが出てきます。 改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本) 作者: ロバートキヨサキ,白根美保子 出版社/メーカー: 筑摩書…

一旦効率が落ちるのを覚悟する(ノコギリの刃を研ぐ)

猛烈に仕事をしていると、人に自分の仕事の全体像を説明する時間がない。 したがって、新しく部下が入ってきても、自分がこなしきれない作業を、パーツ単位でその部下にお願いすることになる。 しかし、全体像が見えず部分的に降ってきた仕事は、部下にとっ…

怪しさの谷を越えた? ビットコインとエクスポネンシャル成長カーブ

ビックカメラなど26万店で今後ビットコインが普及していくというニュース。 www.nikkei.com シンギュラリティ大学で教える「エクスポネンシャル成長カーブ」で、ビットコインは2つ目のD=「deception」のステージを終えた感じになってきた。 言い換えれば「…

ウバーとヤマト急便の協業は可能?

本日UberEATS(ウバーの出前版)を利用して中華を配達してもらいました。 GoogleMAP上でリアルタイムで出前バイクの兄さんが家に近づいてくる様子が見えるのはなかなかエキサイティング。 やっぱりこういうのは、体験してみるとリアリティが違いますね。(途中…

不自由さの中に創造性が育まれる(行動コントロールの応用)

従業員が行うことのできる行動に著しく制限を加えることで、予想通りの結果を導くことを目的とする「行動コントロール」というマネジメント手法があります。 作業マニュアルなどがこれに当たりますが、一見クリエイティビティを阻害するかに見える「制約条件…

マーケティングにおける「環境コントロール」の例

マネジメントコントロールにおいて、戦略目標達成のために、スタッフに人事的&文化的な施作を講じるのが「環境コントロール」だが、これはマーケティングにも応用できる考え方だ。 言ってみれば、間接的に顧客に影響を与え、思惑通りに誘導するのである。 …

マネジメントコントロール(MC)の歴史と発展

戦略を実行に落とし込むための「マネジメントコントロール」という研究分野があります。 この世界の重鎮と言えば、ハーバードビジネススクールで長年教鞭をとったロバート・アンソニー(Robert Anthony)です。アンソニー教授は2006年に逝去されており、同僚…

言い出しっぺだからお前やれ 責任はもちろん全部お前?

知り合いから紹介してもらったサイトより。こんな会社にこそマネジメントコントロールが入ると変わるんだけどな。ーーーー役員「売上上げろ」 営業部長「売上上げる案を上げろ」 営業課長「売上上げる案を上げろ」 営業平 俺「こういう案はどうでしょう」 営…