MBA流 大人の学ぶ力

MBAのフレームワークやマネジメント理論を応用しながら、ビジネス・社会問題から何が学べるかを考察します。by 若林計志

もっといい掃除機があるなら大手がとっくに作っていたんじゃないか?

「吸引力が変わらないパワフルな掃除機」 として有名なダイソンですが、その創業者であるジェームス・ダイソンの自伝を改めて読んでいます。 逆風野郎 ダイソン成功物語 作者: ジェームズ・ダイソン,樫村志保 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2004/05/27 …

ロボットが授業をする時代は近い

自分のプレゼンをモーションキャプチャして、アバターで置き換えるソフトが紹介されていた。 ligp.gingerapp.co.jp www.youtube.com アバターをガッキーに置き換えて、動画授業にすると履修率が上がりそうだし、カリスマ講師をキャプチャーし、完コピでペッ…

教育ITエキスポ 2018 雑感

昨日、東京ビックサイトで開催中の「教育ITエキスポ 2018」に行ってきました。 www.edix-expo.jp 教育とITがどんどん融合していくのは必然の流れなのですが、日本ではまだまだ昔ながらの「eラーニング」が主流です。 つまり、 1)アニメーションのスライド…

「責任者を呼べ」と怒るオッサンと、取り調べのカツ丼の共通点

たまに駅員に怒鳴っている人を見かけますが、ほとんどの場合はいい歳をしたオッサンだったりします。 統計によると、鉄道係員への暴力行為で、年齢順のトップは「60代以上」。50代の加害者とあわせると43%以上だそうで、平均年齢がどんどん上がる日本では、…

40歳はもう問題提起している年齢じゃない(本業からの進化)

40歳は「もう問題提起している年齢じゃない」 というワードが妙に響いています。エンジニア向けに社員教育をやっている林さんという方のインタビューコラムなのですが、大変共感しました。 それなりに社会人経験を積んでくると、上から言われたことを忠実に…

学ぶ気のない人を学ぶ気にするKPI

ビジネス的なマインドのない人たちに、どう興味を持ってもらうかについて考えさせられるすごく面白いコラムです。 umebosi.jp いまや道の駅で商売したり、徳島で葉っぱを売ってガンガン儲けているおじいさんおばあさんは、下手なサラリーマンよりマーケティ…

ユナイテッド航空事件に見る社内にうごめく3つの力

MBA

ユナイテッド航空の引きずり下ろし事件が膨大な賠償金で和解したようだが、これは社内の3つの力(「効率性」「イノベーション」「おもてなし」)のバランスのとり方に失敗してしまった分かりやすい事例と言える。 www.bbc.com ご存知の通り、多くのエアライ…

アメリカでウーバー(Uber)に乗ってみた

久しぶりに米出張だったので、アリゾナ(Phoenix Sky Harbor) 空港からの移動にUberXを利用。 広い空港ターミナルでちゃんとpickupしてもらえるのかなと一瞬不安だったが、Uberアプリに連動しているGoogle MAPのGPS性能がかなり高く、空港にRideShare専用の…

アドバイスを聞くべき相手は誰か

ロバート・キヨサキ氏のベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」のコラムに面白いエピソードが出てきます。 改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本) 作者: ロバートキヨサキ,白根美保子 出版社/メーカー: 筑摩書…

一旦効率が落ちるのを覚悟する(ノコギリの刃を研ぐ)

猛烈に仕事をしていると、人に自分の仕事の全体像を説明する時間がない。 したがって、新しく部下が入ってきても、自分がこなしきれない作業を、パーツ単位でその部下にお願いすることになる。 しかし、全体像が見えず部分的に降ってきた仕事は、部下にとっ…

怪しさの谷を越えた? ビットコインとエクスポネンシャル成長カーブ

ビックカメラなど26万店で今後ビットコインが普及していくというニュース。 www.nikkei.com シンギュラリティ大学で教える「エクスポネンシャル成長カーブ」で、ビットコインは2つ目のD=「deception」のステージを終えた感じになってきた。 言い換えれば「…

ウバーとヤマト急便の協業は可能?

本日UberEATS(ウバーの出前版)を利用して中華を配達してもらいました。 GoogleMAP上でリアルタイムで出前バイクの兄さんが家に近づいてくる様子が見えるのはなかなかエキサイティング。 やっぱりこういうのは、体験してみるとリアリティが違いますね。(途中…

不自由さの中に創造性が育まれる(行動コントロールの応用)

従業員が行うことのできる行動に著しく制限を加えることで、予想通りの結果を導くことを目的とする「行動コントロール」というマネジメント手法があります。 作業マニュアルなどがこれに当たりますが、一見クリエイティビティを阻害するかに見える「制約条件…

マーケティングにおける「環境コントロール」の例

マネジメントコントロールにおいて、戦略目標達成のために、スタッフに人事的&文化的な施作を講じるのが「環境コントロール」だが、これはマーケティングにも応用できる考え方だ。 言ってみれば、間接的に顧客に影響を与え、思惑通りに誘導するのである。 …

マネジメントコントロール(MC)の歴史と発展

戦略を実行に落とし込むための「マネジメントコントロール」という研究分野があります。 この世界の重鎮と言えば、ハーバードビジネススクールで長年教鞭をとったロバート・アンソニー(Robert Anthony)です。アンソニー教授は2006年に逝去されており、同僚…

言い出しっぺだからお前やれ 責任はもちろん全部お前?

知り合いから紹介してもらったサイトより。こんな会社にこそマネジメントコントロールが入ると変わるんだけどな。ーーーー役員「売上上げろ」 営業部長「売上上げる案を上げろ」 営業課長「売上上げる案を上げろ」 営業平 俺「こういう案はどうでしょう」 営…

リードタイムの短縮により予想というボトルネックを解消するのが本質

TOC

ユニクロのリードタイムについての気になる記事。 予想システムやAIなどを駆使しなくても、実直にバリューチェーン上のボトルネックを潰して、納期までのリードタイムを極限まで短くすれば、在庫を減らしてキャッシュフローが改善が可能になります。 理由は…

東京ディズニーリゾートのムスリムシフト

新宿高島屋にイスラム教徒向けの祈祷室が新設されていて、オリンピックシフトがすすんでいるなと感じます。 そういえば、先日テレビで浅草のハラールカフェ「SEKAI CAFE」の取材映像が流れていました。 カフェにいるマレーシア人やインドネシア人のイスラム…

測ることは「目的」を設定すること

周囲からのプレッシャーという意味を指す「ピアプレッシャー」。 うまく使うとモチベーションが上がりますし、失敗すると一気にやる気がダウンします。 例えば、部下が上司の視線を背中に感じながらうまく仕事をやり遂げる事は、成長につながります。さらに…

コワーキングスペースでイノベーションを促進する

先日訪れたYahoo!のコワーキングスペース「Lodge」。 赤坂プリンスを潰した後にできたピカピカの「東京ガーデンテラス」にある。かなり快適&しばらくはタダで使えるそうなので、赤坂方面でアポがあるときは、また寄ってみよう。社食っぽいところも利用でき…

「大統領令」の3つのタイプ

トランプ大統領関係の池上彰さんのニュース解説特番で 「大統領令」 について「これは法律ではなく、行政機関向けの命令であり、ランクがいくつかある」と解説したので、ちょっと調べてみた。 結論的には、大雑把に下記の3つの「大統領令」がある。 Proclam…

トランプ大統領の400倍排外主義の日本の難民問題を考える

トランプ大統領が難民受け入れを一時中止したことで、スタバやアップルが難民雇用の声明を出したり、逆にそれらの企業の不買運動が起こるなど、いろいろ物議を醸しています。 翻って我が日本をみると今回のトランプ政権よりも、400倍排外主義的なのが現実で…

こんなシニア転職は失敗する(気をつけるべきこと)

シニアの転職と教育についてちょっと調べていますが、大企業で身につけたスキルを、伸び盛りのベンチャーや中小企業が求めているケースは結構あります。 ところが転職してすぐにクビになるケースもかなりあります。 理由は ー「普通の会社では・・・」みたい…

築地の豊洲移転問題の「論点」

築地市場の豊洲移転を巡って迷走中の東京都ですが、そもそも移転する必要は本当にあるのでしょうか? というのも、築地の取扱量はこの15年ぐらいでも30−40%ダウンしているからです。 その理由として、 「施設の老朽化」「経営者の高齢化」「食文化の…

ニーズを聞き出すために、仮説や情報をぶつけてみる

Open Questionで相手のニーズを聞き出すのは結構ハードルが高い。したがって、まずは情報を当ててみて、そこから芋づる式にニーズを探り当てたほうがよいということがわかる。 「『わたしに何でも聞いてください』とチャットボットに問いかけられても、ユー…

無人化に進む「おもてなし」コンビニ

AmazonGOが巷で話題ですが、コンビニやファストフード店でボトルネックになってきているのは人材確保とコストですから、無人化の方向に行くのは不可避です。 diamond.jp どうしても人の接客に対するニーズが高ければ、ホログラフィーで3D的に写すとか、そう…

交渉術とマーケティングの共通点(マレッジブルー)

相手に「商品」を売るのがマーケティング、「アイデア」を売る(受け入れてもらう)のが交渉術 と考えれば、マーケティングと交渉術で使えるスキルやコンセプトはかなり共通するものがあるのがわかる。 たとえば、マーケッターの神田昌典さんが世に広めた 「…

成長率11倍!ボトルネックで読み解くvユニクロの減速とGUの快進撃

MBA

何かといつも立ち寄ってしまうユニクロですが、 2016年度の決算(決算期:2016年8月)は、増収減益でした。 ▼Yahoo! ファイナンス:(株)ファーストリテイリング profile.yahoo.co.jp 特に国内の成長率は対前期比3%で成長が鈍化し、純利益は半減とのこと。5…

モチベーションが上がる評価制度をつくるのは可能か?

MBA

突然ですが、みなさんは人事評価(人事考課)でモチベーションが上がったことはありますか? 残念ながら私にはほとんどそんな経験はありません。(むしろその逆でした) そこで大変革期を迎えつつある「人事評価システム」の潮流について少し調べてみました…

破壊的イノベーションが「起きない理由」と組織成長マネジメント

MBA

言わずと知れた「イノベーションのジレンマ」のクリステンセンの講演録ですが、組織マネジメントの観点から面白い示唆が含まれています。 bizzine.jp この講演録でクリステンセン氏は、イノベーションのタイプを 1)「破壊的(disruptive)イノベーション」…